更新履歴とお返事....そして御礼
その他、管理人のくだらない独り言
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スパコミ1日目終了。参加された皆様、お疲れ様でしたー^^
朽葉は髪を15cmほど切って参りました。
それでもロングの部類に入る自分の髪に、どれだけ長かったのかと(笑)
長編の更新が思う様に進まないので、お題に挑戦してみました☆
(本国、ナル麻衣、ほのぼの)
※追伸※
葛葉さま 例の小話は、当ブログのカテゴリーから「小話」を選択
タイトル「悪☆オン4」の記事をご覧下さい。
朽葉も忘れかけて(←え)おりましたが、載っけてました(笑)
葛葉さま 例の小話は、当ブログのカテゴリーから「小話」を選択
タイトル「悪☆オン4」の記事をご覧下さい。
朽葉も忘れかけて(←え)おりましたが、載っけてました(笑)
選択式お題【配布元:創作者さんに50未満のお題 様】http://box.usamimi.info/
<気付けば隣に君がいた>
「博士、この前の調査の報告書の件ですが」
「それはまどかが管理しているから僕の範疇外だ」
「ディビス博士、頼まれておりました資料をお持ちしました」
「それはリンへ渡してくれ」
「博士、リード卿から先日の論文に関する事でお逢いしたいとお電話が入っておりますが」
「近日中は無理だと、来月の第2週でよければと返答を」
「うわっ!は、博士!!大変です、データが飛びました!!!」
「作業前のバックアプはどうした? 何度同じ事を言わせるつもりだ、お前たちの頭は鶏以下か?」
「も、申し訳ありません!!」
怒濤の会話が繰り広げられるのはいつもの事。
ラボの人がナルに怒られるのも、ナルがもの凄く忙しそうなのも日常茶飯事。
だけど、よくもまぁ間違えないものだと、初めてここに来た時には思ったものだ。
バタバタと非常に急がしそうに働く人々の中で、麻衣はまったりとお茶のカップを傾けていた。
こんな事を言ってはラボの人達から恨まれそうだが、暇だ。
本の整理は2日程前に終わってしまったし、テープの整理も今朝で終わった。
部屋の掃除は毎日してるから格段に汚れている場所もなし。
最近は調査も入っていないし..........うん、やっぱ暇だなぁ。
意識が沈みそうになった頃、麻衣が座るソファーの隣りに腰を降ろしたのはナル。
その振動に顔を上げた麻衣に「お茶」とだけ告げると小さな溜め息を吐いた。
「お疲れ?」
「誰かさんとは違って忙しいもので」
「すいませんねー、優秀な博士様と違って平の調査員は出来る事が限られてるんですぅ」
「.............お茶」
「ホントにお疲れなんだね....カモミールでも入れる?オレンジ?ダージリン?」
「任せる」と返事を返したあと、ナルは手元の資料を読むでもなく目を閉じている。
ま、仕方無いよね。
一昨日までは論文の仕上げで仕事が終わってから書斎に篭ってたし、やっと終わった昨日は、なんとかって男爵に呼び出されて、帰って来たの深夜だったし。
今日くらい休めばいいのに、変なとこで馬鹿みたいに真面目だよね、ナルって。
さて、珍しく本当にお疲れらしい博士様には、何を淹れてあげようか?
お湯を沸かしながらそんな事を考えるこの時間が、アタシは結構好きだったりする。
うふふ。
アタシが淹れたお茶を飲んだ時のナルの横顔は、いつもより大人びて見える事もあるし逆に幼く見えたりする事もある。
それはその日のナルの気分とお茶の種類によって結構変わる。
だから茶葉を選ぶ時に、今日はどんな表情を見せてくれるか想像しながら選ぶんだ。
きっと今日のナルは大人びたカオを見せてくれるんじゃぁないかな。
んっふっふー。楽しみだ。
「お待たせー」
「麻衣?」
2杯目の紅茶を飲み干してから開いた資料に目を通していた時、ふと増した肩への重み。
振り返ると、お盆を膝に乗せたまま、すやすやと眠る麻衣が居た。
5秒ほど固まったナルであったが、小さく溜め息を吐くと再び手元の資料に目を落とした。
初夏の風がサラサラと髪を揺らす窓際で、周囲の喧噪を寄せ付けない穏やかな時間がそこには流れていた。
end
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