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久々に小話投下♪
まるマ(コンユ)
<落ちてきたもの>(コンユ)
「うわっ!」
突如聞こえたのは最愛の主の声
一体どこから.....
そう思い視線を上に向けた俺は、固まった
執務室の窓から身を乗り出し落ちかけている幼い主の姿がそこにはあった
「ユーリ!!」
慌てて、窓の下に駆け寄るがこの高さからでは受け止めるのも至難かもしれない
誰か呼んでくるべきか?
否、離れている間にもしユーリが落ちたら....
「ユーリ、大丈夫ですか!?」
「こっ....コン、ラッ...ド!! も、無理!!」
「落着いて下さい。必ず受け止めますから、俺を信じて下さい」
「....うん」
両手を広げ、ユーリの落下地点へと受け止め体勢を整える
ざざぁぁっと木の葉を揺らしながら、ユーリの身体が地面に向かって落ちる
「....っ!!」
激しい衝撃が腕を襲うが、決して落としたりはしない
「大丈夫ですか? 陛下?」
「.....へーかってゆうな、名付け親」
「すみません。つい癖で」
「癖って、さっきまでユーリって呼んでたくせに」
「....そうだ、ユーリ?」
「何?」
「一体どうして、あんな所から落ちるなんて事になったんです?」
にっこりと笑みを貼付けて訊ねると、ユーリの頬が引き攣った
もちろん逃げられたりしないようにガッチリと腰は押さえてある
「い、いや〜...その、何ていうか...」
「言うか?」
「....コンラッドの姿が見えたから、つい...その。な?」
頬を赤らめて言うユーリがあまりにも可愛いくて、この場で押し倒したくなる
もちろんこんな所ではしないが
俺以外の誰かに艶やかなユーリを見せるつもりは毛頭ない
が、俺の心臓を止めそうになったお仕置きはきっちりさせてもらいますよ、ユーリ
「........そんなに俺に、逢いたかったんですか?」
意識的に声を低め耳元で囁いたあと、俯いたユーリの顎を持ち上げる
先ほどよりも赤味の増した頬
少し潤んだ瞳に理性がぐらりと激しく揺らぐ
「俺に心配させるなんて悪い子ですね.....お仕置きしましょうか?」
お題配布元『VOID』
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