没ったのを．．．＾＾〃

 　
以前、日記で書いた設定をミスした小話を♪
GH（ジーン麻衣）

 　

 

 

 

「ここ、どこ？」

麻衣は呆然と辺りを見渡した。

周囲に広がるのは花、花、花、ただそれだけである。

いつもの夢だろうか？否、それにしてはファンシー過ぎやしないか？

自問自答してみるも答えは見つからない。

「うぅ～ん」と首を捻りつつ唸る麻衣の背後から苦笑が漏れた。

『麻衣』

響いた声に麻衣は反射的に振り返った。

視線の先には優しくて柔らかい笑みを浮かべた大好きな人。

『麻衣？』

「ジーン！！」

再び呼ばれた名前に麻衣は大好きな人の腕の中に飛び込み花が綻ぶように微笑んだ。

その笑顔には周囲の花さえ霞む。

見つめ返すジーンの瞳も限りなく温かい。

「ふふふ。調査中でもないのに逢えるなんて超ラッキーだよね？」

「ラッキー．．．なのかなぁ？」

「うん。アタシにとっては良い事♪」

「麻衣が嬉しいなら、まぁ良いかな？」

「ジーンは、嬉しくない？」

「まさか！嬉しいよ！嬉しくって思わず頬を抓っちゃうくらいに！！」

「あははは」

一瞬不安そうに尋ねる麻衣だったが、ジーンのお茶目な答えに満面の笑みを浮かべる。

そして某博士様が聞けば「ささっと成仏しろ！大バカ者！！」と言われそうな事を平然とのたまった。

「色々面倒な事は置いといて、折角逢えたんだから楽しもうよ、麻衣」

「そうだね！！」