更新履歴とお返事....そして御礼
その他、管理人のくだらない独り言
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ふとブログを読み返してて、9月更新して無いことに気付きました。
びっくり。
今月も1話とか.............あといっしゅうかんか。
とりあえず、悪☆オンの開催期間が延長されたので、1話UPしてきました♪
もう1話なんとか更新.........できたらいいなぁ。
最近更新してないサイトのブログに来て下さってる方へ
続かないGHの小話を1本
<「ゴシック」「予言」「東京湾」の3つの言葉を含め
9ツイート以内で怪談を書きなさい。>
「最近の雑誌ってこういう事しか書かないのかしら?」
呆れたと呟く綾子が先ほどから見ているのは所謂大衆紙と呼ばれるもので、
どこどこの店から○○さんと■■さんの密会現場をスクープ!!だの
芸能人のお泊まりデート!!なんて記事が大半を占めている雑誌である。
「なんて書いてんの?」と雑誌を覗き込んだ麻衣が見たものは
【東京湾に眠る幻の女神を発見!!】
「.......なになに?
その昔、戦国の時代に東京湾に沈んだ一隻の船があった。
その船には『海の神の愛娘』と呼ばれた少女が乗っていた。
その少女を手に入れれば海の神の守護が受けられると言われ、多くの国が争い
ついに、ある国がその少女を手に入れた。
もちろん少女の意志などは関係なく、無理矢理生まれた国から連れ出された少女は
人質と言っても過言ではなかった。
それに怒った海の神は、巨大な津波を起こし少女を連れ去ろうとしていた船を
海の底深くに沈めた。もちろん少女は海の神によって救い出されたが
国に戻った所で再び連れ去られる事は明白。
その後少女は海の神の守護の元、地上に戻る事なく生涯を海の底で
過ごしたのであった............ナニこれ?」
「その女神のミイラを発見したって記事よ」
「本物なの?」
「バカね、海で死んだ人間が乾燥必須なミイラになんてなる訳ないじゃない」
「だよね。でももしそれが本当だったら、ナルが解剖したいって言い出しそう」
「確かにあの研究馬鹿なら言いそうね」
綾子と麻衣はその様子を思わず想像して笑った。
その時、タイミングよく所長室の扉が開き、2人は飛び上がりそうになった。
「調査に出掛ける」
「どぇぇっ!?い、今から!?」
「そうだ。至急準備を......林」
麻衣に指示を出しながらナルは資料室の林にも声を掛けた。
「ナル?どうかしましたか?」
「調査が入った」
「今からですか?」
「あぁ」
慌ただしく調査の準備をし、1時間後に麻衣たちは東京湾に居た。
「ねぇ、ナル。まさらミイラの調査...とか言わないよね?」
恐る恐る訊ねた麻衣にナルは眉を顰めた。
「そんなものに興味はない」
ナルの答えに麻衣は安心し、逆に林が訊ねた。
「では何の調査を?」
「海の上を歩く霊が出るらしい」
「それって本当に霊?」
信憑性が無さそうだと訝しんだ麻衣に、ナルはきっぱりと答えた。
「それを調べる為に来た」
調査開始から既に6時間が経過し、あたりは真っ暗。
「綾子は逃げたしぼーさんは来れないし、林さんは左回り、奴は来るはずもなく...」
小さく呟いたハズの声は意外に大きく響いた。
テープを交換し、ベースに戻ろうと踵を返した瞬間、背筋に氷塊が滑り降りた。
《奴ってだぁれ?》
ぎぎぎぎぎぃと壊れたドアのような動きで首を回せば、先ほどまで誰も居なかった
海の上に人影があった。
歳の頃は十歳くらいだろうか?
《奴ってだぁれ?》と首を傾げる様は可愛らしいが、コレに近付いてはいけないと
本能が警鐘を鳴らしている。
固まって動けない麻衣に向かって少女が手を伸ばした。
続きません(笑)
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